ダビド・ポポビッチは異端⁉︎世界水泳に世界記録保持者が登場!

スポーツ
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現在、福岡で行われている世界水泳2023福岡大会ですが、27日(木)の男子100m自由形に世界記録保持者ダビド・ポポビッチ選手が出場します!

そこで今回、世界記録を持つポポビッチ選手がどういう選手なのか気になったので調べてみました。

彼は「異端児」と言われているらしく、その理由を明らかにしていきます!

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ダビド・ポポビッチは異端児⁉︎その訳は?

ポポビッチ選手が「異端児」と言われているのは性格などではなく、「体型」にあります。

その理由に入る前に、まずはプロフィールから見ていきましょう。

プロフィール

  • 生年月日:2004年9月15日
  • 年齢:18歳(2023年7月現在)
  • 出身:ブカレスト/ルーマニア
  • 種目:100m自由形、200m自由形
  • 2022年世界水泳選手権 男子100m自由形・200m自由形 金メダル(二冠達成)
  • 2022年8月 欧州選手権 男子100m自由形で世界新記録を樹立

異端と言われる理由は「体型」にあった

LA PROFONDITÀ DI DAVID POPOVICI E LA SUA MENTALITÀ IN VISTA DEI MONDIALIより引用

ポポビッチ選手は、他の競泳選手に比べ細身の体型にも関わらず、金メダルや世界新記録を出していることから「異端児」と言われています。

競泳選手の特徴として、分厚い胸板や肩から腕にかけての太さなどが特徴的かと思います。

一方、ポポビッチ選手を見てみると、やはり全体的に細身の体型だと分かりますね。

この体型で金メダリスト、かつ世界記録保持者であることに驚愕してしまいますが、強靭な身体が必ずしも世界のトップであるとは限らないと示しているかのようで、トップレベルの世界は未知であり面白いなと感じます。

他の選手と比べてみた

ポポビッチ選手の身長と多重は 190cm/80kg

彼の体型がどれほど細いのか、他の世界的な競泳選手と比較してみました。

カイル・チャルマーズ

カイル・チャルマーズ | アリーナ[arena] オフィシャルサイトより引用
  • 身長・体重:194cm/93kg
  • 生年月日:1998年6月25日(25歳)
  • 出身:オーストラリア
  • 2016年リオデジャネイロオリンピック競泳男子100m自由形 金メダリスト。

マイケル・フェルプス

マイケル・フェルプスの実績や人柄からみる彼の凄さ。 | TABI LABOより引用
  • 身長・体重:193cm/88kg
  • 生年月日:1985年6月30日(38歳)
  • 出身:アメリカ
  • オリンピックメダル獲得数史上1位の記録保持者で、「水の怪物」の異名を持つ。

瀬戸大也

世界水泳、競泳勢が会場練習 瀬戸大也「血が騒いでいる」:東京新聞 TOKYO Webより引用
  • 身長・体重:174cm/75kg
  • 生年月日:1994年5月24日(29歳)
  • 出身:日本
  • 世界水泳2013・2015・2019 男子400m個人メドレー 金メダル。世界水泳2019では男子200m個人メドレーでも金メダルに輝き二冠を達成。

カイル・チャルマーズ選手やマイケル・フェルプス選手は、ポポビッチ選手とさほど身長は変わらないものの、体重では8〜13kgほどの差があります。

瀬戸大也選手に関しては身長が16cmも違うのに対し、体重は5kgしか差がありません。

このように比べると、やはりポポビッチ選手の細身の体型が改めて分かりますね。

それではなぜ、細身である彼がこんなにも早く泳げるのか。

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ダビド・ポポビッチはなぜこんなにも速いのか

競泳男子100m自由形で46秒86を記録し、世界新を叩き出したダビド・ポポビッチ選手。

前世界記録は世界水泳2009でセサル・シエロ選手が出した46秒91であり、ポポビッチ選手は0.05秒タイムを縮め世界新を出しています。

分厚い身体を持った世界的な競泳選手の中で、細身なポポビッチ選手がこれほどまでに速く泳げる訳はなんなのでしょうか。

それはいくつか考えられます。

他選手と違う泳ぎ

David Popovici – About arenaより引用

水中を泳いでいれば泡(水しぶき)が出るのは当然です。

世界のトップで活躍するような競泳選手であっても早く泳げば大量の泡が出ますが、ポポビッチ選手は他の選手と比べて水を掻く際の泡の量が少ないのだとか。

水を掻く際に泡が出過ぎると、水ではなく泡を掴んでしまい、掻く水の量が減ってしまうことで推進力が低下するそうです。

そこで、ポポビッチ選手は昔から、泡をできる限り出さないよう練習に練習を重ね、推進力を落とさない泳ぎ方を習得しました。

私たち一般人からすると、泡一つでそこまで推進力に影響するのか?と疑問に思ってしまいますが、世界のトップレベルとなるとその僅かな差で勝つか負けるかの差に繋がるのだと感心してしまいます。

また、ポポビッチ選手曰く、“水面を飛ぶトンボ”を意識することで極力水面ギリギリを泳ぐことにより、水の抵抗をできる限り減らしているのだとか。

ここから分かるのは、ポポビッチ選手は競泳の技術や身体の強化だけで競技に臨んでいるのではなく、全く違う視点からヒントを見つけ、それを自分の泳ぎに落とし込む思考と実行力のある選手なんだと思いました。

手足の長さ

Romania’s superstar swimmer David Popovici: Doing it my wayより引用

ポポビッチ選手の身長は190cmですが、両腕を伸ばすと205cmになるそうです。

手足の長さが泳ぐ上で有利になるのは間違いないでしょう。

腕が長ければ、物理的に一掻きで進む距離は長くなります。カヌーで言えば、短いオールより長いオールの方がより水を掻く距離が増えるため、必然的に水を掻く量が増えるのと同じ原理ですね。

また、脚が長いことで一蹴りが強くなるため、身体の左右のブレなどが安定します。ポポビッチ選手の泳ぎは、他の選手の泳ぎより身体のブレが少なく常に身体が安定しているように見えました。

したがって、手足が長いことが、推進力の向上と泳ぎの安定性をつくり、速く泳ぐことにつながっているのだと考えられます。

私もスポーツをやっていましたので、やはりどの競技・スポーツでも言えますが、生まれ持った身体のポテンシャルというのは、計り知れないほどその競技・スポーツに多大なる影響を与えるのだと実感します。

筋肉をあえてつけない

David Popovici – About arenaより引用

ポポビッチ選手は、一般的な考えである筋量を増やし筋力を上げるという選択ではなく、水の抵抗をなるべく減らすため筋量を増やさない選択をしているそうです。

ポポビッチ選手曰く、“なるべく少ない努力で、いかに効率よく水の中を泳げるか”が重要であり、そうすることでより速いスピードで泳げると自信を持っています。

剛ではなく、いかに柔を突き詰め、それを体現できるか。これは元メジャーリーガーのイチロー選手の言っていた筋肉隆々ではなく“しなやかな身体”に似たような考えかもしれません。

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まとめ

今回、ダビド・ポポビッチ選手の体型の特徴や速さの秘訣などをご紹介してきました。

競泳で世界新記録を出した理由としては、

  1. 他選手と違う泳ぎ
  2. 手足の長さ
  3. 筋肉をあえてつけない

他に類を見ない逸材である競泳のダビド・ポポビッチ選手ですが、現在行われている世界水泳2023福岡大会で、もしかするとさらなる世界新記録が出るかもしれません!

その瞬間を見逃さないためにも、27日(木)に行われる男子100m自由形を皆さんも観戦し、ダビド・ポポビッチ選手を応援しましょう!

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